『森の暮らしとDIY』 Youtubeでセルフビルドの様子を公開している りょうさんのお宅を訪問してきました。
2019年にアカマツの木が生い茂る300坪の土地を購入し、整地からすべてご夫婦で取り組まれ、ログハウスを2024年に完成させた りょうさん。Youtubeでその様子を公開しようと思ったのは、“家を造るのはとてもすごいこと。それを動画に残したいと思った”と。
↑ 伐採した木材の山 ↑ ↓ 伐根した根の山 ↓
ご夫婦は元々登山が好きで、日本中の山を登っていたそうです。山登りの拠点にログハウスを建てようと思ったことがきっかけで土地を探し始め、帰り道たまたま見つけた土地を20万円で購入。ご自宅から車で5時間。通いながらの週末セルフビルドが始まりました。
木の伐採も初めてのことです。36Vの充電式チェーンソーで、大きいもので直径50cm近くある木を“とにかく安全に倒すこと”。その数は50本近くにもなりました。ユンボで伐根をするために重機の免許も取得。他にも りょうさんは電気工事士の資格やクレーン運転士免許を取得しています。
“いつまでにこの資格が必要だから。と計画して勉強していました。”
いつもログハウスのことを考えていたそうです。
“ログハウスもいろいろ見にいきました。”
親和木材のキットハウスを選んだ理由は?
“一番に作りやすさでした。これなら二人でできると思った事。木の重さも乾燥材のため、軽いと思いました。”
始めに3坪ハウスを購入して寝泊り小屋として建ててみる。
“夫婦で3日で建てました。あんまり簡単に建てられたので、「(大きいハウスも)出来そうだねー」って言ってたけど、大きいハウスは2年かかりました。”
りょうさんが病気を患ったりとその2年は決して簡単なものではありませんでした。
建てるときに一番大変だったことは?
“一番長くて重い棟木を載せるときでした。基礎工事で仲良くなった地元の業者さんにユニック車を借りて、クレーンで棟木を吊り上げ、夫婦二人で棟木を梁に差しました。なかなかはまらなくて、穴にはまったときは「やったー!」って”
その動画を見ると、奥様の方がなかなかはまらなくて、 りょうさんが助けに向かっています。頑張って!と手に汗かいてしまいました。
ご夫婦で取り組まれたハウスの組み立ては柱にも壁にも床にもたくさんの想い出が詰まっています。
“ケガもしたし、床や柱もいろんなところがよく見るとキズだらけ(笑)。今思えば、よくやったなと思います。”
というのは奥様。直感で動く りょうさんをサポートして説明書を熟読し、指摘していたのが奥様だそうです。
りょうさんは動画で奥様への感謝をいつも語っていて、お互いを尊重してるからこそ成し遂げられたのだと感じられます。
ダイニングテーブルは杉の一枚板を使っています。この杉テーブルが似合うログハウスを造ろうと思って、実はログハウスを建てる前から購入したものだとか。
すべて木でできているログハウスを『木から与えられるもの』を感じると言う りょうさん。洗面台、キッチン、ベッドもDIYで木を使って作り上げた。無機質なものは感じられない。ログハウスの中は杉の香りがして、とてもリラックスする。
今後の計画は?と訊いたところ。
“車庫を造りたい。デッキも広げようと思っている。ピザ窯を作る石も用意してある。次から次へとやることがいっぱいです。”
登山の趣味がDIYに代わってしまったそうで。
まだまだ『森の暮らしとDIY』チャンネルは続くみたいです。
次はどんな動画が公開されるのか楽しみです。